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アート ハミングバード

花のまわりを飛ぶハミングバードのように、アートのまわりを飛び回ります。

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武士の美学を見る:名刀礼賛 もののふ達の美学

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泉屋博古館は「六本木一丁目」駅から

これまで見る機会が少なった貴重ですばらしい刀剣を中心に、刀装具や武士が描いた絵画が展示されています。
泉屋博古館は、南北線・六本木1丁目駅からエスカレーターで泉ガーデンを抜けたところにあり、スペイン・フィンランド大使館も近い静かな場所です。エスカレーターに乗る頭上に看板がはためいていました。実物は小さいの刀の飾りが大きくプリントされています。ここからワクワク感が始まります。
 
 ● CIMG0599

刀剣マニア注目、初心者にもやさしい
2点の国宝「短刀 銘 来国俊」「短刀 無銘(名物伏見貞宗)」や「太刀 銘 国光」などの11点の重要文化財」、など平安から江戸時代までに造られた約30口の名刀を含む全97点を紹介。黒川古文化研究所と泉屋博館の提携で刀剣マニアには垂涎の内容のようです。

最近はゲームの影響で刀剣に人気がありますが、私には残念ながら刀剣の知識はありません。「打刀拵え(うちかたなこしらえ)の部分名称」「鎧・刀装具に用いられる素材と色」のパネル説明があり、刀剣初心者にも親切で配慮のある展示でした。
 
  ● CIMG0568

●  CIMG0634  新刀

刀剣の歴史を知る
刀剣を見るには、地肌、姿、刃文に注目するとよい、姿は時代が下ると、身幅が広く、厚みが増し、力強くなるそうです。
室町時代には馬に乗って刀を使うことが多く、「太刀(たち)」を腰から吊るし、刃は下向きで長さは80センチくらいと長い。戦国時代になると歩兵が中心になり、短い「打刀」を腰に差し、刃は上向きになる。江戸時代は儀礼的で、刀と脇差が一組になる。という歴史を知りました。

  
● CIMG0600 

● CIMG0619 

短眼鏡でしっかり見たい

ひときわ美しいと思ったのは《朱漆塗海老蛸合拵》(明治時代 泉屋博古館)の、朱漆の色です。
また、細かい細工の装具や浦上玉堂、渡辺崋山の掛け軸もありました。
今回の展覧会に限って、短眼鏡の貸し出しがあります。拝借して細かい細工や模様をじっくりご覧ください。
疲れたら、お茶のセルフサービスがあるので、ちょっと一息つくことができます。

今回はブロガー内覧会に参加し、特別に撮影の許可をいただきました。

【黒川古文化研究所+泉屋博古館連携企画特別展 名刀礼賛―もののふ達の美学】
住友コレクション 泉屋博古館 2017年6月1日~8月4日
https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/schedule.html


● CIMG0562 

【泉屋博古館】
住友家の美術品を保存・展示しています。最も有名なのは、第15代当主住友春翠が明治中頃から大正期にかけて蒐集した中国古銅器と鏡鑑で、世界的にも高く評価されています。1965年には京都鹿ヶ谷に開館、収蔵品の増加に伴い、2002年には東京六本木に分館が開設されました。

【黒川古文化研究所】
中国・日本の美術工芸品や考古歴史資料を主に多様な分野の収蔵品を保存・研究しています。1950年設立、2013年に公益社団法人に認定されました。
黒川古文化研究所 兵庫県西宮市 
http://www.kurokawa-institute.or.jp/


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Author:art hummingbird
アート、本、映画を中心に
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ハミングバードは蜂鳥のこと、
体長は約6センチ、
蜂のように羽を動かして、
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